雨量計は、雨の降水量を計るための機器です。基本的な測定方法としては、漏斗の形状をした受水器を用いて、降り注ぐ雨水を機器の内部に取り込み、その量を測ることによって降水量を測定します。測定する地域の気候によっては、その構造に工夫がされています。例えば寒冷地では、水が触れる部分に電熱線などを用いたヒーター機能を備えることによって、雪や霰という形で降ってくる水も計測することができるようになっています。日本では気象業務に関する法令によって、公共のための気象観測においては、検定に合格した雨量計を用いることとされています。雨量計の種類としては、機器の受水器が集めた降水を、雨量ますと呼ばれる容器の内部に貯めて、その量を観測する貯水型のものや、機器の内部にシーソーのような機構を持つ装置を設置し、一定量の降水がたまるとその重さによってシーソーの機構が転倒して水がますに注ぎ込まれ、その回数を数えることで雨量を計測する転倒ます型のものなどがあります。

複数個所で雨量計を設置して数字を比較する

東京地方と埼玉県、群馬県は同じ関東地方でもかなり気象状況が異なります。埼玉県と言いますと全国的にも夏に猛暑になることが多いとして知られています。群馬県はスキー場があるくらい冬には寒く、冷たい風が吹く地域としても知られています。関東地方としてまとめるには問題もあります。雨量計を利用してその地域の雨量を測定するとき、ある一つの地点のみを調べて一定地域の雨量がその状態であると断定するには問題があります。より正確な数字を求めるなら複数の箇所に設定するようにしてみましょう。できれば周辺でも環境が異なるところに設置します。そしてそれらのデータを収集し比較するようにします。周辺地域なのでほとんど同じはずです。すべてが同じならどの測定も正しいと認識できます。でもあるところだけ大きく離れているときはその測定値が異常のである可能性を見つけることができます。

異地点で雨量計を使ったときの相関性

住所を見ると都道府県から始まり、市区町村、町、番地などと続きます。通常は記載しませんが外国からなら日本とくくることもあります。日本は非常に広いですが、同一都道府県となるとかなり絞られます。市区町村、町などと限定していくとさらに絞られていきます。雨量計を使って雨量の状況を調べるときには一定の相関性を見つけられるでしょう。同じ都道府県であれば南部でも北部でもある日にこれくらい降ったなどがわかります。でもそれを時間単位で見ていくと少し様子が変わることがわかります。雨雲が西から東に移動することを考えると、時間単位では西の方から徐々に雨量が増えてきます。そして東の方が増えていくことになります。1年単位、1箇月単位などであれば広い範囲でも相関性が保てますが、時間単位だと離れると相関性が出てこないことがあります。データの取り扱いに注意しなければいけません。